【感想】ブルアカルーレット合同〜The rotation of Chaos〜(渡木)

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守月スズミは揺るがない(白壁マッハ)

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スズミレンゲオマージュ

 ジャンルはなんと「オマージュ」

 「岸辺露伴は動かない」から着想を得た作品とのことです。(作品紹介から)

 スズミとレンゲの組み合わせは、トリニティと百鬼夜行というふたつの学園の距離感からしても珍しい組み合わせですが、同じ治安維持組織の生徒たちゆえに通じるものもあるのでしょう。

 作中の「南方の料理」もとても美味しそうでした。(途中からはハラハラしてそれどころではなかったですが)
 お互いの新たな友情と覚悟を読むことのできるとても良い一品でした。

名探偵は迷わない(群青)

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ルミマコトミステリー

 ルミとマコト! マコト推しとしては、かなり喜ばしいですね。

 山海経で起きた盗難事件を、マコトとルミが華麗に推理していきます。

 やっぱりマコトはかっこいいですね。山海経の登場人物たちもしっかりかっこいい子達が多いので、相性はとても良いように思います。

 短編ミステリであるということもあり、あっさり目の味付けでした。
 その上で、登場人物たちが生き生きとしていたので、個人的には結構好みな味です。

ナマモノの好き嫌いは人それぞれですわ(あざもふもふ)

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ハルナメルミステリー

 あざもふもふ先生のハルナ、お上品でカッコよくて好きなんですよね。

 そしてお相手はなんとメル先生。メル先生のフウハル本、私も読みたいのですが!

 ナマモノ系(フウハル本)を当の本人であるハルナに読まれるという衝撃の導入。
そして、「では、新刊を一部、いただけて?」と来たもんですからね。
こんな間接的な描写から、フウハルを織りこむなんて……流石あざもふ先生です。

 また、「ナマモノ合同」という(罪深き)合同誌も、まさかあんな末路を迎えるだなんて……。

 謎解きパートについては、ハルナのロジカルな思考が追っていて気持ちよかったです。
(サークル参加経験のある読者なら、比較的早くピンと来たかもですね。でも、一般参加すらはじめてであろうハルナは、よく解けたなぁと感心です。)

牛タン弁当美味しそう。

作戦参謀の突撃(はっさく)

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キキョウユカリアクション

 百花繚乱だ! アクションだ!

 カーチェイス系(本作はバイクですが)は読んでいてとても楽しいですね。まさかあのキキョウがタイトルどおりに突撃していくだなんて!

 その理由もユカリのためということで、ユカリがキキョウに憧れる理由もとてもわかります。

 しかも、ハードなアクションには欠かせない描写のきめ細やかさも、しっかりと乗っかっています。(はっさく先生の趣味なのですかね)

 商売人のシノちゃんもいいキャラクターしてますね。したたかな商売人キャラは大好きです。

目撃者探偵天見ノドカ(kurotob)

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ノドカキリノミステリー

 キリノ、今日もかわいいね(ささやき)(現行犯逮捕)

 先生をストーカーしていると、先生が万引き犯に間違われるという騒動を目撃する。
ノドカは当然、先生が無実だと知っているが、ストーカー行為という「犯罪行為」で知ってしまった無実を証明するために、ノドカは探偵役となる……

 犯罪捜査において「目撃者」の存在はかなり重要な証拠となりますが、ノドカは単なる目撃者ではないというのが、
キリノちゃんとの絡みをとても面白くしていますね。

 トリックについては、惜しいところまで近づけたかなという感じでした……私が咄嗟に思いついたのは裏口の存在なのですが、まさか棚にも仕掛けがあるだなんて。

 あと、さらっとでてきた合歓垣もかわいい。かわいいぞフブキ。(略式起訴)

風と群雲(ほほほ)

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ホシノミユ

 あの、良すぎましたね(遺言)
もし未読の人がいれば、こんなサイトなんか覗いていないですぐに本誌を読んでください(脅迫)

 関係性のオタクをうっすら自認している私だからこそ、特攻が入ったのだと思います。
何も言い残すことはありません。悔いなし。京急線で読んでて、普通にあと一歩で横須賀という所まで乗り過ごしてしまいました。(かつて、「新世界より」を一気読みしていた時期もやらかしたことがあります。)

 ホシノとミユ、そういうのもあるのか……。

 思えば2人とも戦闘ガチ勢という共通点もありますよね。ホシノはホルスおじさんだし、ミユはSRTの狙撃手ですし。本作冒頭の戦闘描写もカッコよくて好きです。

 そしてさらに、本作では両方の視点が描かれており、重層的な、甘く切ない心情の揺らぎを味わうことができます。

 作品全体を貫く水晶玉の謎と、その帰結も好きです。
物語の組み立て方、参考にさせていただきます。ズォッ、ズゾゾ……(他人の小説から常に新たな学びを吸収するタイプの怪異)

激録矯正局二十四時!(水鏡ミラー)

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カヤヤクモ密室

 おっ、カヤいるじゃーん。(ダルいタイプの教師)

 カヤが色々な状況に振り回されながら、必死に頑張る姿、すき。

 ジャンルが「密室」で、矯正局をお出ししてくるのはとても良いですね。確かに「密室」ですからね。

 あと、ヤクモも意外に(?)檻の中が似合う生徒ですね。レッドウィンターの面々と話をするカヤは需要しかないです。ありがたい。

 本作では華麗なる脱獄劇が描かれますが、その描写も好みでした。口の回る子達の掛け合いは微笑ましいですね。

 最終的にはまんまとヤクモにハメられていたカヤですが、そんなところもLOVEですよ。

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