【お金合同02】尾刃カンナのお騒がせ事件簿(ねこざる)

◆ひとくち紹介
シャーレの「お金」が盗まれた!
お昼休みのランチを終えた先生は、机の上に置いてあった数万円がなくなっていることに気がつく。
そして、当番生徒である尾刃カンナは、これを盗難事件と判断して捜査を開始する。

公安局の捜査の結果浮かび上がった真実とは……!

本作品は良質なコメディ風味の捜査劇が味わえる一作です。
そして、尾刃カンナ推しのねこざる先生が書く、尾刃カンナの小説です。
良質なカンナ成分を摂取できる作品でもあります。

◆読了後の感想(ネタバレ無し)

 カンナ、良いですよね。
私もヴァルキューレ箱推しなので、今回カンナが主役の小説を読むことができて、大満足です。

 特に冒頭のカンナと先生がお昼休みのランチに出かけるシーンや、全てが終わったあと、カンナの先生に対しての心情が見え隠れするシーンなどがお気に入りです。
(私もお昼休みにカンナとお蕎麦食べたい!!!!!!!!!!!)

 本作は王道の物語だったと思います。

「お金」というテーマに欠かせない「お金の消失」という問題。

 窃盗や強盗、横領や不正。投資、購買、借金、などなど……。お金が消えるという現象については皆様もよくご存知だと思います。
また、古今東西の物語のテーマにもなっていますね。

 王道の導入は、非常にシンプルです。
 お金の消失(窃盗!?)に、たまたま居合わせた公安局長。
 さらにミレニアムのあの生徒まで活躍して、お金の行方を追っていきます。

 ただし、王道と聞いて侮るなかれ。結末はひとひねりの工夫が施されています。

 個人的には満足のいくオチでした。楽しかったです。

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